Σ(G-G0)=δY・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1-1)
Σ(W-W0)=χ*Σ(G-G0)・・・・・・・・・・・・(1-2)
χ=(η/ρ)*(ΣW0/ΣG0)
ΣW=(1+δ'χ)ΣW0+(αδ'χ)ΣG0・・・・・・(2-1)
ΣG=( δ')ΣW0+(1+αδ')ΣG0・・・・・・(2-2)
δ'=δ/[1-δ(α+χ)]
Σ[(G2-G1)-(G1-G0)]=δ'(Y1-Y0)
従って、(1−1)式の微分から求めた式を資本の増加量に対する所得の増加量の関係式であると解釈するのは正しくない。ケインズの乗数理論に現れる資本の変化量なるものは、通常の意味では資本の年間増加量の変化量でなければならない。別の言い方をすれば、昨年の資本増加を上回る資本増加分と言うことになろう。
ΔY=α{1+δ'(α+χ)}∂G・・・・・・・・・・・・(5-1)
ΣΔG=(1+αδ')∂G・・・・・・・・・・・・・・・・(5-2)